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632. ANIKI"

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サラリーマンを辞めた理由。ヨクヨク考えたら覚えていないかも。笑 まあ、好きな事を、一生か。

独立したての頃。12年前になるが、店を借りる事でイッパイイッパイ財布は底を尽きてしまった。
ショップと言うより、ガレージ。設備や工具も満足には揃える事も出来ていないままの、スタート。
当然住む所が無い。笑 それでも希望に満ちていたから面白いもの。不安?馬鹿には縁無し。



SAMSON‘BLUEと言うBIKEクラブは、横浜で生まれた。当時22か3歳の頃だっただろうか。
1987年~1989年で解散。笑 あの頃のヘルメットを持ってる人もいるかも知れないなぁ。笑
クラブマンが発行されたのも影響して、シングルはエンスーって感じが何ともね。笑 気分だよ。
メンバーは4~5人。シングルBIKEに乗っている事が条件”なのに、リーダーの私だけ?は、
遅れて最後にSRを購入。何処へ走りに行ったか?良く覚えていないが、楽しかった思い出だ。

「どうせ遊びでしょ」そんな誰かの声がずっと引っかかってた。納得行かないってか。何故かね。



それから6年経ち、やりたい事を真剣に悩んだね。悩みながらBIKE弄ってて。あ これだって!

その希望に満ちた独立の時、当時のロゴで看板作ったよね。同じロゴでね。「やるで!」ってね。
別れたメンバーがさ、何かの拍子で雑誌を見た時にそのロゴが有ったら!って思ったよね。笑

上手く行ってる時は笑顔でそれを見るだろうし、反対の時は、頑張ろうって気持ちになれって!
そんな願いも込めたよね。でも一番は、遊びだから真剣に行く!ってメッセージだった訳だよ。

一生懸命”って言葉。そこに裏が無いのはさ、ヤッパ好きな事やってる時だけだと思うんだよね。
オチが無いって言うかね。ストレートに我武者羅になれる理由はきっと単純。純粋”な理由だと。

趣味はそれがダイレクトに出る所。ある意味でライバルも必要だよ。目標になるし肥しになるよ。
それでも波”があるのが曲者。「飽きる」って波は時折押し寄せてくる。鮮度か刺激かTiming?
そこには逆らわず、自然に流されたほうが良い。篩いに掛けられても残る奴はシッカリ残るしね。
BIKEやカメラ。ボードに釣。クルマに音楽。楽器に料理に旅行やスポーツも。流行もあるしねぇ。
只、ずっとやってたら?どうだろう。一つに絞れない難しさの中。一途に。真剣に。一生。懸命に。


その独立したての頃。居候させてくれたのは、アニキ。これはあだ名なんだけれども、ANIKI"。
歳は自分より下なんだけれど、凄く頼り甲斐のある人でね。3人兄弟の長男だからそのあだ名。


帰りが遅いそのアニキに風呂を沸かしてさ。絵を描いたっけね確か。笑 「入って下さい」って。
情けないなあーってか。笑 でもね、この人は自分の未来を信じてくれたんだよね。唯一ね。
嬉しかったね。その言葉が無かったら今は無いよ。その一言がずっと効いてるんだ。10年も。

写真のアルミタンクはSR。その当時、自分がペイントしたもの。ステッカーは雑誌のオマケ。笑

その車両に車検かけて一緒に走ろう!って自分が無理言って。笑 長い事走ってないからね。

その当時のまま剥がしたり、取り替えてない所にさ。アニキらしさが出てる訳。そう感じたよね。

そりゃスケベで女難の相が出てるって言えばそう。大笑 屁はくさいしメカ音痴だし、顎割れだし。
でもね、一生このBIKEの主治医は自分担当だ。技術や部品の数だけ奉仕するのが約束かな。


あの一言はね効いたよね。 「やって見ないとワカンネーぜ? 時代クルかもしんないじゃん!」


あれから十年。はえーよな。あんま変わってないわ俺。笑 BIKE深けーもの。マダマダだわ!
                        
                                      
                                     あの時は本当、ありがとうな。 若



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その当時の部品見てると、その頃の気持ちに帰るよ。次に向かう事が出来るよね。バイク万歳~!
by samsonblue | 2007-09-29 01:57 | コラム

631. Sky of Autumn.

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季節が変わる時に厄介なのが、キャブの設定だ。(この位で良いだろう・・。)それ程甘くは無い。

先程まで何とか誤魔化しながら走ってくれた燃調。(セッティング)だが、手の平を返す程の変化
時間帯や先を急ぐ夕方に変化するのは、気温や湿度の影響。季節が秋だと言う事も加勢する。

これは夏に合わせていたジェッティングを、横着して 秋仕様にしていない事が、一番の原因だ。
衣替えしない人とは違い、機械には通用しない。正直に馬鹿が付く程 BIKEの判定は白か黒。

そんな基本を知るようになった今だが、勿論。間違いをしなければ気付く事もなかっただろう と。


何回もキックをしても掛からない。店の鼻先で。そんな音がするから気になるのは、当たり前だ。
そのうち、カチカチ”。(どうせバッテリーが上がったんだろ) もう、10分以上も過ぎただろうか。
イライラ仕出すのは、仕事柄。もう、気になって仕方が無い。アンハッピーなのは誰でも分かる。

「チャージするから店にきなよ!」 「アリガトウございます。大丈夫ですから・・。」

そんな会話をしてからもう、20分が過ぎたあたりで、俺の方が限界になった。笑

「もう、プラグがベタになってるから抜け! エアーでシリンダの中も乾かすから裏までコイ!」
強引に彼を店まで引っ張った。連れの彼女も待ち草臥れた様子。渡りに船なら行動あるのみ!

「今までと、今回に何かイジッタか?」 「ハイ、エアを半分絞りました」 *濃くしました。
「じゃあ、かぶった可能性があるからプラグの清掃とシリンダのガス飛ばしをするか!」
「ハイ、御願いします!」


そうこうして何回目かのトライで、ENGINEが目覚めた!余りに嬉しくて互いに握手をした位だ!
先程まで赤の他人だった2人が親友になる程の劇的なシーンに変貌するのはBIKE乗りの特権
意地を張り、「人の世話にならない!」のは、若い男の特徴であり、悲しき性でも見栄でもあるが
100回以上キックし続けた彼の足腰はヘロヘロだ。スクワット1000回に匹敵する過酷さだろう。
限界を超え、人は素直にシフトする。何にしろ愛機の面倒を見てくれたのが最大の意味である。

当たり前の事でENGINEに火が入ったが、その夫婦は修理代を気にしていたから怪訝な表情。
結婚して日が浅い若夫婦の台所事情が伝わった。「これに毎月飛ばされて行くんですよ・・。泣」
「見るから店にオイでよ」 そう言ってから中々来なかったのは、そう言う理由があったのかも・・。

だがシカシだ。自分で調整出来なければだ、カスタムするベカラズ。ノーマルで貫くべしだろよ!
燃調然り、サス然り、ブレ-キ然り。ポジション然りだと俺は思う訳だ。ここ分かって無い人多い

金が掛かるの気にするなら知恵を付けるべき。面倒クサイなら金を稼いで、人に頼むに尽きる。

その極論。 格好が先なんて思うのはアマイ。余裕ある人限定だろう。趣味の世界も仕事もだ。

クラシックモデルに乗るならケチる事は厳禁。シリンダとピストンの隙間を埋めるのは現金のみ。

ノスタルジアより、摩擦係数の少ない加工と精度が意味。同情するなら、~をくれの世界だろう。

シャーシとENGINEに掛けないでどうする?ハンドルとウインカなんて何でも良いじゃねーか と

長続きしない趣味なら、止めるべきだと思う。乗り物ならこれが正論。ファッションじゃねえんだと

オイオイ!言い過ぎじゃねーか?ってか。バカヤロウ。好きで怪我する人なんていねえんだよ。

ENGINEだって痛い思いしてる筈じゃない。え?鉄やアルミが泣き入れるかって?入れると思う

そう言う気構えで乗ってないと 大体分かるだろ。馬鹿丸出しか、怪我するか。どっちかだろう。


本日。そのハーレーの修理代は、0円。(気前が良いじゃねーか!このヤロウってか!笑


聞けば、その彼女は獣医助手。 2年前死んだ猫の(アメ)動物病院に勤めてるって言うからね。
何かの縁だろうね。たまたま店の前で2人がエンコ。定休日って事もあってなんだけれどもね。

「とうちゃん、この人には世話になったニャ。助けてあげてニャ!」 死んだ猫のお節介な声?


そんな声がさ、聞こえる耳にはENGINEの声も聞こえる訳だよ。笑 笑えないだろ?そこの貴方

この燃調とバルブの状態。オマケにリングもがッタガタ。気合の前に整備だよ!とは、BIKEの弁。


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by samsonblue | 2007-09-26 02:08 | 風景

630. Cicada & Wind bell.

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今年の夏は暑かったねー。冷やし素麺と、ザル蕎麦。ミネラルウォーターに、麦茶?イヤイヤ。
根性決めて 熱いお茶とカレーウドンだよ。笑 でもって、クーラー付けたら負け!それが毎夏の
自分のルールって言うか、決まり事って言うか。何だか夏に負けてしまう気がするのが嫌な訳。
流石に寝苦しい夜にかーちゃんが除湿した時には負けた。ああ、快適ですがな。笑 5分間ね。
その後は、窓全開で自分ルールを保守。子供もこんな親だと大変だと思うよね。寝汗全開。笑 

気が付きゃ、九州 鹿児島から関東に来て24年。シカシ関東特有の湿度は未だ馴染めないね。
カラッとしてる南と全然違うよ。汗がベトッとするのが関東。塩になるのがキュウシュウだもの。笑


BIKEにオイルクーラーなけりゃ人と同じでさ。100℃超えたあたりから段々ENGINEも苦しい。
空冷だとテキメン。抜けの悪いマフラーと濃い目のセッティングのダブルパンチで。チーン。終

ノーマルでクーラー無しのモデルがあるけど、問題ないの?それは走り方と時間帯でカバー。
渋滞や昼間にモタツクようなコースやペースで走る人だと、必要だろうね。油温気にしないとかね
夏、すり抜け無しで行くんだったら夜から朝方にかけて移動。昼に行くんだったらオイル粘度ね。
10W-40が指定なら15W-50とか。でもって肝心なのがアクセリング。開け方で変化する。
強制開閉のキャブで無駄に開ける人。結構居る。音で分かるよね。重い音とレスポンスが違う。
必要な開度で開けて、丁度良いギアを使う。無駄に引っ張らない。回転も気持ち抑えつつが肝。
それでもカパッと開けた時に、シュトットッと付いてくる回転数ってあるじゃん。4500rpm前後。
カムによっては違うから何ともね。バンドの始め位ってか、パワーがドカッとくる前って言うかね。

上手い人はさ、何乗ってもウマイ。油温も上げない。何でかって?ペースとコースが全然違うよ。
捕まんないコースでスイスイ。(黄線越えず抜く)信号前後のペ-スと、抜けるタイミングとかね。
お陰で燃費が良い。セッティングも絡むけれど、セットだよ。いじるも走るも。頭と体のタッグだ。

シート下やサイドカバーに熱気が抜ける道を作る事とかも関係するけれど、一番の原因は?
Pリングとスリーブの摩擦?圧縮比?マフラー?どれも関係するけどね。わたなべさん所の
(SOHC製)ピストンとセラミックスリーブだとクーラー要らない位凄く良いよね。570も595も。
ピストンはWPC打ってなくても油温上がらない。最強。外気温36℃で82℃通勤コースだよ!
うちのビレットクーラー付けての温度ね。12度違うと全然違うよ。カッコだけじゃ無い商品です!

とにかく油温気になる今年の夏だったね。え?他に無いかって?有るある!リアホイル&タイア
サイズと重さは油温に直結してる。軽いのとグリップし過ぎないコンパで貢献する事間違い無し。
重い物を動かす時に熱は発生するから、ストップ&ゴーをなるべく平均化してやると良いよね。
同じペースで上で走ると燃費もいいじゃない。連動してるよね。油温と燃費。速度は80k前後?
ENGINEやマフラーで変化するから飛ばしても冷えるとは限らない。自分のBIKEと相談だわ。

燃費が良く、油温が安定したコースや速度をアクセル開度やセッティングで実験するのも良し!
オイル銘柄や粘度で楽しむも良し!(自己責任)軽量化するも良し!オイルポンプ新調も良し!
二次減速比パーツ交換するも良し!マフラー交換するも良し!何事も経験ですし。趣味だしね。

クルマの真後ろをベッタリ付いてちゃ熱いから、ズレて走る。ENGINEに当たる風。気持ち違う。
お金掛けないで出来る事から始めるのが一番!大事なのは、意識して楽しむを忘れない事ね。
by samsonblue | 2007-09-05 02:06 | 風景

629. Expression

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販売されている物の中から 選ぶ自由と、自分好みを作る自由。楽しめるのは一体ドチラ?か。
人にもよるだろうが、断然後者だと思う。仕事柄でなく私的に。育つ環境や世代にもそうだった。

共通して、どちらにも制限がある。選ぶにしろ作るにしろ。予算やデザイン。材料に加工技術。
メンドウクサイ壁を越えてまで拘る魅力がそこにあるなら、ヤルまでだ。自分の枠外なら依頼。
そうやって出来た物には愛着が自然に沸くもの。趣味のものなら尚更。同時に大事にもする。

工業製品も 今の時代のものは、良く出来て。出来過ぎてる物を見過ぎて、余り 大事にしない。
サイクルが早いのもそうだし、流行も後押しするから仕方もないかもだが、何だか もの悲しい。


プライスの付いている物には、人の苦労が詰まっている。パッケージの仕方や素材に関係なく。
値段の内訳はその内容 工程で変化。高い安いに関係なし=時代のレートと無関係に意味深。
作る側に少しでも参加すると一変する。そういう機会が出来た、このBIKEのオーナーがそうだ。

「限定の色を選んだ筈が、他に居るんですよね・・。笑」 「それでもこの色は好きなんですよ」

やり過ぎず、それでいてさり気無く 個性を出したい。そう言うリクエストだった。ナルほど 了解。

皆が皆、絵を描いてくる訳でもないが、そう言う気持ちを表現する仕事を、私は選んだ。誠天職。
サプライズに完成するまでの途中工程を写真に収め そしてそれらを印刷し、各オーナーに渡す。

どう言う感覚や距離で私が見ていたか?写真の出来不出来に関係なく各 主に届きますように。


この写真は、何時かこのオーナーが契約する アパートメントのベッドの上に飾って貰えば幸い。
一番大切な人に、その意味や思い出を教える時間を。或は、メゲそうな時の気分のチャージに。

喋らない機械が 自分を励ます一番の相棒だと感じる人も 少なくない。人間に近い工業製品だ。
by samsonblue | 2007-09-04 02:00 | バイク