629. Expression

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販売されている物の中から 選ぶ自由と、自分好みを作る自由。楽しめるのは一体ドチラ?か。
人にもよるだろうが、断然後者だと思う。仕事柄でなく私的に。育つ環境や世代にもそうだった。

共通して、どちらにも制限がある。選ぶにしろ作るにしろ。予算やデザイン。材料に加工技術。
メンドウクサイ壁を越えてまで拘る魅力がそこにあるなら、ヤルまでだ。自分の枠外なら依頼。
そうやって出来た物には愛着が自然に沸くもの。趣味のものなら尚更。同時に大事にもする。

工業製品も 今の時代のものは、良く出来て。出来過ぎてる物を見過ぎて、余り 大事にしない。
サイクルが早いのもそうだし、流行も後押しするから仕方もないかもだが、何だか もの悲しい。


プライスの付いている物には、人の苦労が詰まっている。パッケージの仕方や素材に関係なく。
値段の内訳はその内容 工程で変化。高い安いに関係なし=時代のレートと無関係に意味深。
作る側に少しでも参加すると一変する。そういう機会が出来た、このBIKEのオーナーがそうだ。

「限定の色を選んだ筈が、他に居るんですよね・・。笑」 「それでもこの色は好きなんですよ」

やり過ぎず、それでいてさり気無く 個性を出したい。そう言うリクエストだった。ナルほど 了解。

皆が皆、絵を描いてくる訳でもないが、そう言う気持ちを表現する仕事を、私は選んだ。誠天職。
サプライズに完成するまでの途中工程を写真に収め そしてそれらを印刷し、各オーナーに渡す。

どう言う感覚や距離で私が見ていたか?写真の出来不出来に関係なく各 主に届きますように。


この写真は、何時かこのオーナーが契約する アパートメントのベッドの上に飾って貰えば幸い。
一番大切な人に、その意味や思い出を教える時間を。或は、メゲそうな時の気分のチャージに。

喋らない機械が 自分を励ます一番の相棒だと感じる人も 少なくない。人間に近い工業製品だ。
by samsonblue | 2007-09-04 02:00 | バイク


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