699. Tezuka SR 3

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ブラスト処理→脱脂→乾燥(熱入れ)→プライマー → サフェーサー → 色入れ→クリア→乾燥
文章に書けば こういう工程なのだが、その間に費やす時間や労力は、やって見ないと分らない。
一番最初のバラシ→脱脂だけでも、場所と工具 そして何より根気”がないとここに辿り付けない。
(その間の研ぎや磨きなども、省略して書いているが、細かく書けばパテやサンダー修正なども)
相手は、何万キロも走って来た車体。前オーナーによる傷は多数だ。普段見えない場所も含む。
さらに付け足す、粗めのブラスト処理で残った粉は、後々錆を招く為、仕上げ(ガラスビーズ)で!

(ブラストの後、シンナーで脱脂をするがその時に出る水分を飛ばす為、熱入れをしプライマー。
これをやらないと、後で水脹れのように錆が、プライマーを押し出す=剥離の原因にもなる為だ)

(付け足すと、錆止め=プライマー。表面処理材+研ぎシロがプライマー+サフェーサー”であり、
通称プラサフ。何でもかんでも一緒で効率の良い商品は、性能=半減してしまう事も忘れずに。
いささか説教クサイBLU‘S.ウンザリしてる者の大半は未経験者かも。(出来て当たり前を除く)


手間”をはぶくと~ は、楠氏の名言だ。その手間とは?なんだろうか。手と手の間にあるものは、
時間であったり(考えて居る時間なり)、人と人に渡る事で有ったり。きっとこうして書ききれない
そう言うものが多数。と言うことではないだろうか。得るものが省かれない”ようにと 気”も込める。




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主役を盛り立てるのは、脇役。ENGINEハンガー&サイドスタンドと言う、普段は気に止めない?
そんな所もフレームがビシッと塗られた日にゃ、汚いと逆に目立ってしまうぞ。(脚を引っ張る)訳。
車体を支えている大事なパーツにありながら、毎回足で蹴られる!と、何ともな待遇に!あるから
耐久性のある塗膜で、それに応じる。フェラーーリと同じ塗料=JETBLACK。「PPGで決める訳」

蛇足。ENGINEハンガーは鉄に限る。振動がアルミより鉄のほうが吸収出来ると自分は体感した!
普段の増し締めで十分。ノーマルハンガーより優秀なのは中々無い。見栄えより中身の純正部品。





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チョップすればスッキリするリアステー。切る事は誰でもだが、溶接は難し。最後まで吟味する事!
もし切ったとしても、その破断を取って置くと良い。メイカーが決めた事が本当に分る。その日まで。




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SAMSON‘ナイトロンはお陰様で、6本目に。熟成を重ね良いダンピングと狙ったバネレートになり
本社(ナイトロンジャパン)も同じレートでリリースしてくれるよう。これでSR乗りもバッチリなサスで、
峠やシティーRUNを堪能出来るかも!(内部設定がSAMSON‘仕様は異なる為、同じではない)


いずれにせよ、良く!したい気持ちのオーナーは数多い。だからこそのショップの小さな一歩がある。
そこに参加出来る事と意義を重んじる。自分で良い!と思う部品と、レシピなら何時でも”の気構えだ。若
by samsonblue | 2010-12-22 01:14 | バイク


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