681. March"-18

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約10年振りに、刀1100を復活させると言うオーナーの最初の依頼はホイルのタッチUP。

見るとキャリパーとホイルが接触した跡が・・。「気になるんですよね。」ナルホド 確かにね。
その傷もそうだが、それよりも この傷が付いた理由が一つ二つ考えられるし、気になるよ。

ホイルアームは、鋳造の場合シビアに大きさが決ってない。3本中2本の接触がその理由。
もう一つはキャリパーサポートの形状や材質。ブレーキを掛けると内側に引っ張られるから
長さや(フォークからキャリパーの距離)、使う材質でも(17sやら75など以外)起こり得る。
以前柔らかい材料で同じ事が経験したからピンときて、オーナーに言うとナルホドと御理解。

ローターを2~3mmオフセットして、サポートの形状を見直せば大丈夫だし、肉厚も必要。

その問題は材質の見直しで解決として、経年劣化でのホイル内側のダメージも診断したく、
ホイルの内側も塗りましょう!と提案。その意気込みは、次の日来店で十分分るよ!流石。
入れたばかりの新品タイアを又外して、手間を掛ける事も惜しまないスタンスは惚れ惚れだ。

研ぎ=仕上りに直結"する工程。それをオーナーと一緒にどう?と提案すると、OK! と即答。
先ずは、私がフロントを研ぐから同じように!やって見ようか。でコシコシ、ガシガシ プシュッ
エアで跳ばす白い粉で体も白く、手も白く。夏の炎天下を横目に、35℃超えのブースに2人。

参加する事で。同じ事を経験する事で初めて、見えない工程の意味や辛さを知ると同時に汗。
眼鏡の内側に大きな水滴が何粒も見えた時、この人はもう一度バイクに乗るんだなと思った。

金を掛ける事で。磨く事で。部品を交換する事で。拘る事で。人に見られる事で。と様々だけど
それを全部無しでも、もう一度只走る為に。この人は今一生懸命なんだなぁと。久々感心して。

大事な宝物の再生の為なら、自分の大事な部品をリビルドするからにはヤハリ自分の手”で!
分らない事やコツなら幾らでもアシスト。完成するまでのプロセスをガチに楽しんでチョ。 若



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by samsonblue | 2010-07-29 04:48 | 部品


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